「空き家コネクトでもお勧めしているDIY賃貸!」
借主は自分好みの内装に出来る上に相場よりも安い賃料で借りることが出来て、貸主は修繕費用をかけずに賃貸出来るのがメリットです。
しかし、DIYを行えることはメリットである反面、時にトラブルの原因になってしまうことがあります。
では、DIY賃貸で余計なトラブルに巻き込まれないために、どういった点に注意すべきなのでしょうか?
ここではDIY賃貸でトラブルを回避するためのポイントについてお伝えしていきます。
目次
DIYの作業は注意を払わないとトラブルになりやすい!
DIY賃貸で契約したからには思い切ってDIYを楽しみたいものです。
しかし、だからといって周囲への配慮を怠るとトラブルの元。
その中でも音に関するトラブルは、一般的な賃貸でもトラブルの原因第1位になります、
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音をたてる作業は出来るだけ抑える!
DIYをしている本人は釘を打つ音や電動工具などの音は気にならないかも知れませんが、周囲の人からするとうるさく感じます。
それを夜間に行えばクレームが来ても仕方がないでしょう。
DIY作業で音に関するトラブルを避けるためには、
- 釘を使用せずにビス・木ネジ(コーススレッド)を使用する
- 木材のカットは手ノコを使用する
をお勧めします。
木くずや塗料の臭いは洗濯物に注意!
近隣で洗濯物が干されている際は、木くずや塗料の臭いがクレームの元になりかねません。
室内を丸ごとDIYするなら建物の中で作業してしまうのが良いでしょう。
部屋の中が難しい場合は、スペースが限られますが「玄関や浴室など」で作業した方がトラブルは防げると思います。
DIY賃貸のトラブル防止は「事前の取り決め」が大事!
DIY賃貸は建物を明け渡した際に「工事部分の費用・所有権・原状回復など」トラブルになることが考えられます。
そのため契約時またが作業前にしっかりと取り決めすることが重要です。
DIYする場所や内容は必ず事前に取り決める!
「一般賃貸だと勝手にDIYしたらダメだけど、DIY賃貸なら自由にやって良いよね?」
と思っている方もみえるかもしれませんが、DIY賃貸でも「他人の所有物に手を加える」ので作業前には貸主に書面で承諾を貰わなければいけません。
国土交通省の「DIY型賃貸借に関する契約書式例」を利用しよう!
ちなみに国土交通省のガイドブック「DIY型賃貸借のすすめ」では、契約時の注意事項として
- 所有権の帰属
- 明け渡し時の原状回復・収去・残置
- 費用精算の有無
- 損害を与えた場合の責任の所在
- 管理・修繕
などの取り決めが必要とされています。
<参考例>
増改築等の内容 | 造作棚を壁に設置 |
施工方法・使用資材等 | リビング南側壁面に造作棚を固定ビスにより固定 |
所有権の帰属(貸主又は借主) | 貸主 |
明渡し時の収去(残置又は撤去) | 残置 |
残置する場合の補修(要又は不要) | 不要 |
原状回復義務(有又は無) | 無 |
明渡し時の精算等(有又は無) | 無 |
図面等の添付(有又は無) | 有 |
備考 | 設置位置は図面参照 |
DIY賃貸に限らない!賃貸によくある注意ポイント
空き家コネクトは「空き家問題の解決」をテーマに運営しているので、DIY賃貸でも戸建てが多くなります。
戸建ての賃貸はアパートやマンションのような隣人トラブルは少ないですが、それでも次のようなトラブルには気を付けなければいけません。
植物や枝が隣地に侵入している!
意外と気が付かないのか、お隣の敷地に庭木や植物が侵入していることがあります。
しかし、逆に侵入されている側からすると非常に気になります。
というのも、枯れ葉が敷地に落ちて掃除の負担が増えたり、通路を通ろうとしたら植物が邪魔(虫などが気になる)だったりストレスに感じるからです。
ゴミ出しのルールや分別を守らない!
戸建て賃貸の場合、ゴミ捨ては町内会等で定められたルールに従うことが多いです。
ですが、なかにはゴミを出す日時を守らなかったり、分別を行わないマナー違反をする人もみえます。
このようなケースではトラブルというか「注意されて当然の行為」ですから改善しましょう。
賃貸トラブルを防ぐためにも「挨拶」はしましょう!
最近はご近所付き合いも少なくなりましたが、それでも顔を合わせれば挨拶する方がトラブル防止にもなります。
例えば、日曜日にDIYをすれば「休日にうるさい」と思われるかも知れません。
しかし、挨拶するくらいの関係であれば「知らない仲でも無いしDIYくらい良いか」と考えてくれるかも知れません。
「生活音として許容してくれるか?騒音としてクレームになるのか?」
おわりに
今回は「DIY賃貸のトラブル」についてお伝えして来ました。
注意点としては、次の2つに分かれます。
- 作業に関すること
- 契約に関すること
作業に関して言えば、仮に業者にリフォームを依頼したとしても近隣住民に配慮の無いことをしていればトラブルに発展します。
また、契約に関しては「賃貸である以上は他人の物を借りている」ので、最終的に返す時を想定してトラブルにならないように取り決めて置くことが重要です。
計画的に進めればメリットの多いDIY賃貸ですから、興味のある方は是非チャレンジしてくださいね。
最後までご覧頂きありがとうございました!